4.22020
JAS構造材利用拡大事業について
令和2年度JAS構造材個別実証支援事業の募集が始まりました。
本事業は木造率が低位な非住宅の分野を中心に、品質が明確なJAS製品の流通量を増やすことを目的としています。
規定の条件を満たした事業者に対してJAS構造材の利用量に応じて補助金が助成されます。
詳細についてはJAS構造材利用拡大事業のHPをご確認いただきたいと思いますが、大まかな内容について説明をします。
JAS構造材利用拡大事業
対象となる事業者
ア)JAS 構造材活用拡大宣言事業で登録を受けた事業者
イ)建築確認申請または建築工事届で施工者と確認できる事業者、またはその事業者から本事業を申請する権利を委譲された事業者
ウ)建築工事業または大工工事業の認可を受けた事業者
エ)法人格を有する者
対象となる製品
対象となるJAS製品は以下の5種類となっています。④と⑤が今年度より対象となった製品です。
①機械等級区分構造用製材
②工法構造用製材及びたて継ぎ材(2×4用製材)
③直交集成板(CLT)
④構造用集成材(中断面以上)短辺75mm以上、長辺150mm以上
⑤構造用LVL
助成額計算方法について
助成対象にはJAS構造材とその他林産物JASがあります。上記JAS構造材の利用量に応じて
通常のJAS製品(合板や造作材等)もその他林産物JASとして助成金額計算の対象とすることが可能です。
JAS構造材の計算方法:CLT :14万円/㎥ その他:5万円/㎥ or 10万円/㎥ (最上階から4以上の階)
その他林産物JASの計算方法:計画調達費or 実施調達費 × 1/2
その他林産物JASが対象となる材積:助成対象となる階で使用された 『 JAS構造材 』 と同材積 or 1/2の材積
助成を受けるまでの流れ
①JAS構造材活用拡大宣言をして登録を受ける
期限は2021年3月27日
②事業申請をして採択通知を受ける
期限は2020年6月30日
③事業開始
採択通知に記載の日付以降に出荷された製品が助成の対象
④一部業者を対象に現地検査を実施
⑤施工終了後、交付申請をして交付決定を受ける
期限は2020年8月31日
⑥請求書を全木連へ提出
⑦助成金支払い
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